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毎日食べている食パンから除草剤グリホサート検出

気になるニュース
この記事は約9分で読めます。

ヤマザキパンが食べても大丈夫?
という問題を以前リサーチしましたが
食品添加物以前に
パンの原材料になっている小麦粉を食べて大丈夫か?
があるようです。
ヤマザキパンだけでなく、他メーカーのパンからも
「除草剤グリホサート検出」されたことについて
リサーチしてみたいと思います。

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ヤマザキパンは大丈夫?

こちらは、先ほども記載しましたが

ヤマザキパンは食べても大丈夫?との声から

その噂と添加物について調べた記事になります。

合わせてご覧ください。

では、除草剤入りのパンについて

調べてみましょう。

まずは、除草剤のグリホサートとはなにかを

リサーチしてみました。

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除草剤グリホサートとは

「グリホサート」と言われても?わかりませんよね。
簡単に説明すると、
遺伝子組み換え農産物の生産技術に取り組んでいる企業
モンサント(現バイエル)社
が製造している農薬「ラウンドアップ」という商品の中にある
成分の1つの化学物質が「グリホサート」です。

雑草の処理が簡単に出来る商品として、散布量が大量増加した背景があります。
このグリホサートに対して耐性を持つように遺伝子を組み換えられた植物は、
グリホサートが撒かれても枯れませんが、
そうでない自然の植物は即座に枯らしてしまうという特性を持つので、
遺伝子組み換えと除草剤の組み合わさった農作物が増えた背景が
伺えます。

アメリカ産の小麦の97%からグリホサートが検出されており、
カナダ産に至ってはなんと100%です。
なぜそんなに多くグリホサートが検出されるのかというと、
「プレハーベスト」と言って、
収穫直前にラウンドアップ(農薬の商品)
を散布することで、
ほかの植物が枯れて収穫がしやすくなるためなのです。

そして、

グリホサート(化学物質)やラウンドアップ(農薬商品)の
危険性はたびたび指摘され、
2015年3月にはWHO(世界保健機関)の中の
専門機関IARC(国際がん研究機関)によって
発がん性物質に分類されました。

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発がん性物質と認定

出典:yahooNews

1974年に発売されたグリホサートですが、
2015年3月、世界保健機関(WHO)の
外郭団体である国際がん研究機関(IARC)が、
「グリホサート(化学物質)」を
「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と結論付け、
危険度を示す5段階評価で2番目に高い「グループ2A」に分類しました。

そして、
安全性をめぐる議論が各所で起こっています。

黒田洋一郎(元東京都神経科学総合研究所研究者)
「グリホサートは神経毒性のある化学構造をしている」と指摘

岩波書店『科学』2004年8月号

英国ロンドン大学キングスカレッジ(マイケル・アントニオ)での動物実験。
ごく微量のグリホサートが、脂肪肝疾患を引き起こす。

『週刊金曜日』2017年2月17日号掲載

アメリカの市民団体「マムズ・アクロス・アメリカ」
母乳や子供の尿からグリホサートが検出されたと報告。

『週刊金曜日』2017年2月17日号掲載

2018年8月には米国カリフォルニア州裁判所が、
ラウンドアップを使って非ホジキンリンパ腫になったとして
2億9000万ドルの賠償をモンサント社に命ずる判決が下されている。

しかし、

その後、自然環境や人の健康に与えるリスクを指摘する
研究論文が相次いで発表になる一方、
欧州食品安全機関(EFSA)は2015年11月、
がんや先天異常などを引き起こす可能性を否定しています。

FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)も
2016年5月、「人が食事を通じてグリホサートを摂取しても、
それでがんになるとは考えにくい」との見解を示すなど、
専門機関の間で評価が分かれているようです。

では、日本の考えはどうのでしょうか?

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日本の基準

2015年3月にはWHO(世界保健機関)の中の
専門機関IARC(国際がん研究機関)によって
「グリホサート」は
発がん性物質に分類され、
グリホサートを排除する動向が、
世界各所で強まっている状況となりました。
しかし、
日本ではなんと世界の動きとは逆に
残留農薬基準の大幅緩和となりました。

■世界各国の動き

■2015年:ドイツの大手ホームセンターがグリホサートを含む製品の取り扱い中止
■2015年:スリランカがグリホサートの輸入を禁止
■2015年:コロンビアがグリホサートを主成分とする製品の散布禁止
■2016年:EU委員会はグリホサートについて加盟国に規制強化を要求。イタリアは、公園や市街地、学校、医療施設周辺などでのグリホサートの使用禁止
■2017年:スウェーデン、ベルギーなどがグリホサートの個人使用禁止
■2017年:米国カリフォルニア州がグリホサートを発がん性物質リストに登載の方針を発表■2018年:チェコが2019年からグリホサート使用を全面禁止
■2019年:ベトナムがグリホサートを含む除草剤の輸入を禁止
■2019年:インドではパンジャブ州など4州に続きケララ州がグリホサートの販売を禁止

日本政府の動きは他の国とは、
逆の動きをしているようでした。

食品などのリスク評価をする
内閣府食品安全委員会は、
グリホサートに関し

「発がん性、繁殖能に対する影響、催奇形性及び遺伝毒性は認められなかった」

などとする評価書を
2016年7月にまとめています。

そして、
厚生労働省は2017年12月、
一部の農産物の残留基準値を引き上げました。
背景には、
農薬メーカーの求めがあったようです。
それに応じ、
グリホサートの残留農薬基準の大幅緩和を実施しました。

そして、

日本ではラウンドアップは
ホームセンターやドラッグストアなどどこでも販売されています。
※2020年12月時点
店頭では「もっとも安全な除草剤」とか「驚異の除草力」といった
宣伝文句で販売され、農協の販売ルートにも乗っているそうです。

国産小麦も今後はどうなるか?
心配は残ります。

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残留農薬基準の大幅緩和数値

厚生労働省は2017年12月、
一部の農産物の残留基準値を見直しました。

これは、海外の農業生産における全面使用を前提とする
残留農薬基準設定になりますが、
輸入小麦を原料とする食パンには
グリホサートが残留が当たり前になるということになります。

■小麦:5ppm→30ppm
■ライ麦:0.2ppm→30ppm
■トウモロコシ:1ppm→5ppm
■そば:0.2ppm→30ppm
■ごま種子0.2ppm→40ppm


上記のように、

一部の農産物の残留基準値を引き上げました。

特に目立つのが
パンやパスタ、シリアルなどの原料となる穀類
小麦は5.0ppmから6倍の30ppm、
ライ麦が0.2ppmから150倍の30ppm、
とうもろこしが1.0ppmから5倍の5ppmへと、
大幅に引き上げられています。
そばも0.2ppmから30ppmへと150倍に緩和へ・・・・・

国は、
基準を緩和した理由を以下のように説明しています。

グリホサートのに発がん性は認められず、
一生涯にわたって毎日摂取しても健康への
悪影響はないと推定される、
一日あたりの摂取量として設定した。

とのことです。

では、
日本で販売されているパンは
問題なく安全に食べれるのでしょうか?

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日本のパン

輸入小麦を原料としている食パンからグリホサートが
検出されたレポートを農民連食品分析センターが
2019年4月12日に公表しています。
国内に流通している食パンおよび菓子パン15製品を検査、
そのうち
食パン9製品、菓子パン2製品からグリホサートを検出(痕跡を含む)
されました。
以下、ご確認ください。

出典:「農民」記事データベース20190422-1357-01

具体的に検出された製品は、以下のとおり。
※()の数値がグリホサート検出量になります。

■山崎製パン「ダブルソフト全粒粉」(0.18ppm)
■山崎製パン「ヤマザキダブルソフト」(0.10ppm)
■山崎製パン「ヤマザキ超芳醇」(0.07ppm)
■敷島製パン「麦のめぐみ全粒粉入り食パン」(0.15ppm)
■敷島製パン「Pasco超熟」(0.07ppm)
■パンリゾッタ東武池袋「全粒粉ドーム食パン」(0.17ppm)
■株式会社マルジュー「健康志向全粒粉食パン」(0.23ppm)
■フジパン「本仕込み」(0.07ppm)
■フジパン「アンパンマンのミニスナック」(0.05ppm)
■フジパン「アンパンマンのミニスナックバナナ」(痕跡)
■神戸屋「朝からさっくり食パン」(0.08ppm)

そして、
国産小麦を原料としている食パンからは、
グリホサートは検出されなかったという結果がでています。

しかし、
食パンの原料となるのは「強力粉」、
強力粉はグルテンが多い硬質小麦が最適。
国産小麦は不適といわれています。


強力粉の原料は、
カナダ、アメリカの輸入品が今は主流です。
アメリカ産の小麦の97%からグリホサートが検出、
カナダ産に至ってはなんと100%です。

■参考サイト

普通にスーパーで販売されているパンから
除草剤が検出されていると知ったら、

国の基準値内(安全)であると
あれば、
食べますか?

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パンは食べても平気?

パンは食べても平気なんでしょうか?
グリホサートが残留しているけど大丈夫?
国の基準値だけど・・・
心配になりますが、

どうやら判断は個人(自分)になるようです。

何故なら
国は安全を認可しているからです。

国が安全性を証明している状況下です。
輸入された小麦は残留農薬基準値以内なので、
食べても健康に問題ありません。
国の基準値です。

基準内だから食べますか?
「除草剤入りのパン」としって食べますか?
国の基準値以内なので
安心してお召し上がりくださいと
言われたら喜んで食べれますか?

なので、

心配な人は、食べる回数を減らすことや、
少しも入れたくないのなら、
輸入小麦製品を食べないか、
国産小麦を使用した食品を食べることをお勧めします。

ただし、ラウンドアップの販売は、今
日本では
行われています。

なので、

今後の国産小麦への影響は
わかりません。

今、販売されているパンに関しては
輸入小麦を使用している以上、
基準内とは言え、
摂取量は問題ないと言えども
「除草剤入りのパン」を
食べることには
違いありません。

少量の摂取が今後、どうなるのか?

身体への影響は今の段階では未知です。

パンを食べるかどうか?
それは個人の判断になるようです。

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まとめ

グリホサートは2015年の「発がん性」の指摘から
世界の各国では規制となっていますが、
日本は逆走し、大幅緩和となっています。

パンだけではありませんが、
2019年4月21日、農民連食品分析センターが、
15種類の食パン・菓子パンを検査し、
11種類からグリホサートを検出されました。

国内産小麦を利用したものからは検出されませんでしたが、
国産小麦はパンの原材料には適していません。

食品添加物もそうですが、グリホサート検出もあり
パンを食べるかどうか? 
残業農薬がある食品を食べるかどうか?

今後の国産小麦はどうなるのか?

ということも含め、


食べるかどうかは
自分で判断しないといけないですね。

以上、onekoでした。

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